こんにちは、かなえ整骨院の関です。
今日は女性患者さんによく見受けられる変形性股関節症について書いてみました。
拙い文章で恐縮ですが、少しでも参考になれば幸いです。
【変形性股関節症の病期分類】
①前股関節症 ②初期
③進行期 ④末期
変形性股関節症は関節軟骨の変性・摩耗により関節の破壊が生じ、
これに対する反応性の骨増殖を特徴とする疾患で、
日本では先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全など
何らかの疾患に続発する二次性股関節症が全体の約8割を占めています。
FAI(femoroacetabular impingement:股関節インピンジメント)とは、
股関節を深く屈曲させた際に臼蓋の縁にある関節唇が
大腿骨頭や大腿頸部と臼蓋の間で挟み込まれてしまうというもので、
大腿骨側に問題があるCAM typeと臼蓋側に問題があるpincer typeに分かれています。
いずれも変形性股関節症の初期の病変であるとも考えられています。
股関節の痛みの原因は
a. 摩耗した関節軟骨粉により生じた滑膜炎による痛み
b. 周囲の筋(とくに股関節外転筋)疲労による痛み
c. 関節症が進行した際の軟骨下骨層の破壊や硬化による痛み
d. 機械的刺激に誘発された滑膜炎症
に大別することができます。
治療法は
a.に対しては臼蓋形成術や骨盤骨切り術
b.に対しては筋力強化
c.に対しては人工関節置換術(THA)などが選択されます。
整骨院においては緊張した筋に対するケア、
股関節の可動域の維持改善のためのストレッチ、
骨盤の矯正などを行っていきます。
当院におきましてはスズキトリートメントで骨格を矯正し、
羽田野式ハイボルト療法を用いて障害の原因となっている筋肉を検査します。
股関節をかばっていると腰も膝も辛くなってきます。
そんなときは我慢せず早めにご相談下さい。