先日のこと、
久々に来院した患者様。
聞けば帯状疱疹になってしまい来られなかったとのことでした。
ある日突然脇腹がピリピリ痛み出し、夜も寝られないほど痛くなってしまい、
慌てて病院に行ったら帯状疱疹という診断を受けたそうです。
私はまだ経験がないのですが、帯状疱疹はかなり痛いそうです(>_<)
そこで今回は、
現代のストレス社会で誰もが発症しうる帯状疱疹についてまとめてみました。
帯状疱疹とは
水ぼうそう罹患後に神経節に潜伏感染していた水痘帯状疱疹ウイルスが
ストレスや過労などで体の抵抗力が低下することにより再活性化して発症する
ウイルス感染症の一種です。
神経痛様疼痛で発症し、
数日後に神経分布に一致して
帯状の浮腫性紅斑に小水疱が多数出現します。
その後膿疱化やびらん形成(皮膚のただれ)してかさぶたとなり、
約3週間で治癒するとされています。
あごや耳から首にかけてできる帯状疱疹は、
ラムゼイ・ハント症候群といい、
難聴、顔面神経麻痺や味覚障害を合併することがあります。
性器にできる帯状疱疹では、
便秘になってしまったり尿が出なくなってしまうことがあります。
治療は早期に抗ウイルス薬を全身投与し、
疼痛に対して消炎鎮痛薬や副腎皮質ステロイドを併用します。
膿疱や潰瘍ができる時期になると抗ウイルス薬は効かないため、
できるだけ早く投薬を受ける必要があります。
早期の抗ウイルス薬の投与で、帯状疱疹後神経痛を予防できるといわれています。
帯状疱疹後神経痛は、難治性になる場合がありますので注意が必要です。
【 まとめ 】
発疹を見つけたらすぐに病院を受診(皮膚科や内科)しましょう!
発疹が出たら早めに抗ウイルス薬を飲み始めましょう!!
できれば仕事を休んでしっかり休養しましょう!!!