四十肩・五十肩とは「肩関節周囲炎」という病名の俗称です。
50代、60代に好発するため、そのような呼び方をされています。
肩の痛みと可動域制限を主訴とします。
典型的な四十肩は
①炎症期
②凍結期
③解凍期の3つの時期を経て、半年から1年くらいの経過で回復します。
①炎症期の初発症状は痛みで、安静時痛があり、夜間痛も出現します。
動作時痛のため動きに制限がかかり、徐々に拘縮(固まって動かなくなること)が進行していきます。
②凍結期になると拘縮が完成して肩の動きはあらゆる方向に制限を受けます。
しかし、痛みは軽減してきます。
③解凍期になると拘縮が徐々に取れて可動域が回復します。
しかし、その間リハビリを怠ると可動域の制限が残ってしまう場合がありますので注意が必要です。
【治療法】
①では患部の安静と炎症を抑える治療を行います。
②では可動域訓練のリハビリが行われます。
当院では拘縮して動かなくなった筋に対しハイボルトを用いて活性化を行ったり、
スズキトリートメントという骨格矯正術を用いて肩甲骨の動きを出します。