TFCC損傷に対するハイボルト治療の効果
こんにちは、かなえ整骨院の関です。
今回は当院で実施しているハイボルト治療が
非常に効果的だった症例をご紹介させていただきます。
年齢・性別:40代男性
職業:整体師
症状:1ヶ月ほど前に左手首の痛みが発現
仕事がら手を衝くことが多く、そのたびに痛みが出現
触診では尺骨頭と手根骨の間に圧痛を認め、
前腕回外で同部に強い痛みを認めました。
その他Ulnocarpal stress testやDRUJ ballottement testで陽性反応が出たため
TFCC損傷の疑いと判断しました。
【TFCCとは?】
TFCC(triangular fibrocartilage complex=三角線維軟骨複合体)とは、
手関節の尺側支持機構を指し、
関節円板(軟骨のようなもの)や複数の靭帯から構成されています。
TFCCには手根骨(手部の骨)と尺骨(前腕の小指側の骨)の
間にかかる負荷を均等にするクッションとしての作用と、
遠位橈尺関節(前腕の2本の骨で構成される関節)に
安定性を与える作用があります。
手をついて倒れたり、手が過度に内側に捻られて
受傷するケースが多く見受けられます。
尺骨頭と手根骨の間に圧痛があり、
最大回内(内側に捻る)あるいは回外(外側に捻る)に
手関節の尺側(小指側)に痛みを訴えます。
TFCCの痛みに対しハイボルテージ治療を実施したところ、
5分足らずで痛みが消失し、手を衝いて体重を乗せても痛くなくなりました。
治療効果には個人差がありますが、
同様の痛みにお悩みの方は試してみる価値があると思います。
是非一度ご来院ください(^0^)/