ばね指(弾発指)とは、手の指に発症する腱鞘炎の一種です。
指の付け根付近には指を曲げる筋肉の腱が浮き上がらないように抑えるバンド(靭帯性腱鞘)があるのですが、
手の使い過ぎなどにより腱や腱鞘に摩擦ストレスが加わり炎症が起こると腱や腱鞘が肥厚し狭小化が起こります。
そうすると腱がスムーズに動けなくなり引っかかりが生じ、曲げてから伸ばす際に弾発現象を起こすので「ばね指」と呼ばれます。
発生原因としては手の使い過ぎが挙げられますが、男性より女性の方が多く、妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く発症することなどから
ホルモンバランスとの関連も疑われます。
当院では指の筋肉の機能低下の原因を羽田野式ハイボルト療法を用いて検査します。
過去の症例をみますと、首の検査で反応が出るパターンが殆どでした。
朝の弾発症状が強ければ枕など睡眠環境、夕方から夜にかけて症状が悪化するなら日中の姿勢により頚部に負担がかかって
症状が悪化している可能性が高いので、ぜひ確認してみてください。